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掲載開始日:2022年6月14日更新日:2022年6月14日
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(6月14日発表)調布市武者小路実篤記念館 企画展「画家・河野通勢の表現」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
画家・河野通勢の魅力をたっぷり紹介 企画展「画家・河野通勢の表現」
展示概要
河野通勢(こうのみちせい・1895年から1950年)は緻密な描写と物語性に富んだ作品を描き「大正の鬼才」と呼ばれた画家です。
河野は少年期から美術の道を志し、岸田劉生との出会いをきっかけに草土社に参加。
その後、春陽会や国画会などで、素描、水彩、油彩、版画など様々な作品を発表しました。
また、文学作品の挿絵や本の装幀も手がけるなど、生涯、絵画表現を追い求め続けました。河野を特集した展覧会は少なく、本展は貴重な機会となります。
また、河野にとって実篤は良き理解者であり、10歳年上の実篤の仕事への姿勢や人柄を慕っていました。
雑誌「白樺」時代から河野が亡くなるまで続いた二人の友情も紹介します。
会期
令和4年6月11日(土曜日)から7月18日(月曜日・祝日)
本展の見どころ
当館所蔵の河野作品を一挙紹介!
当館では河野が晩年過ごした小金井のアトリエを複数回にわたって調査し、2014年にはご遺族より8,000点に及ぶ資料をご寄贈いただきました。
20歳代後半までを過ごした長野の風景を描いたコンテ画などの初期の作品から、緻密に描かれた油彩画、関東大震災で変わり果てた東京を描いた版画、文学作品の挿絵や装幀の下図・原画など、当館所蔵の河野作品を一挙にご覧に入れます。
武者小路実篤と河野通勢の友情を探る
実篤は河野の作品を高く評価し、河野は岸田劉生亡き後、実篤の評価を支えとしました。実篤の著書の装幀や挿絵には河野が手がけたものがあるなど、公私にわたって親しい間柄でした。本展では、そんな二人の友情を様々な資料とともに紐解きます。
展示解説
解説
佐藤 杏(展覧会担当学芸員)
日時
6月24日(金曜日)、7月9日(土曜日) 午後1時30分から45分間程度
参加費・申込
不要。時間までに展示室へお集まりください。
主な展示資料
河野通勢「聖ヨハネ」
1918年頃 油彩・キャンバス
河野通勢「娘時代」
1935年 油彩・キャンバス
河野通勢「風景」
1916年 油彩・キャンバス
(注)この他にも広報用画像の提供が可能です。
関連企画
みるみるメガネで「え」のひみつをはっけん!
当館のオリジナルアイテム「みるみるメガネ」を使って、美術作品を楽しく鑑賞しませんか。
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問い合わせ先
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
住所 〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
電話 03-3326-0648
ファクス 03-3326-1330
Eメール kinenkan@mushakoji.org
公式サイト https://www.mushakoji.org