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掲載開始日:2022年7月11日更新日:2022年7月11日
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(7月11日発表)調布市における子宮頸(けい)がん予防・啓発活動の実施
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
都内自治体初 HPVセルフチェックを活用した検診受診率向上の取組を開始
調布市では、総合的にがん対策を推進することを目的として、令和元年9月に「調布市がん対策の推進に関する条例」が議員提出議案として提出され、制定・施行されています。
子宮頸がんは20歳代後半から増加し、毎年約3,000人の方が亡くなる女性特有のがんですが、子宮頸がんの前段階である上皮内新生物の時点で早期のうちに治療すれば90パーセント以上が治癒することがわかっています(出典 がんの統計'17 全国がんセンター協議会加盟施設における5年生存率)。
調布市は、子宮頸がんの予防と早期発見のため、「新たな受診勧奨の取組」、「ワクチン接種勧奨」及び「HPVセルフチェック活用の開始」の3つの対策を一体的に実施するとともに、調布市と公益社団法人調布市医師会、アフラック生命保険株式会社が協力し、子宮頸がん啓発活動をより一層推進することで、調布市民の健康の維持・増進を図ります。
子宮頸がん対策として令和4年度に新たに実施する事業
- 子宮頸がん検診受診率向上のため、新たに若い世代を対象に、ハガキの郵送による受診勧奨を実施(対象者 25歳から29歳、35・40・45歳の女性)
- HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種の個別勧奨の再開(対象者に通知済)
- 子宮頸がん検診受診率向上を目指したHPVセルフチェック活用の開始(下記参照)
子宮頸がん検診受診率向上を目指したHPVセルフチェック活用の開始
調布市は、若い世代の子宮頸がん予防に向け、アフラック生命保険株式会社の関連会社であるHatch Healthcare(ハッチヘルスケア)株式会社の協力を得て、新たに「HPVセルフチェック」の活用を開始します。自宅でHPVへの感染の有無が分かる簡易検査キットを活用することで、その後の子宮頸がん検診の受診や啓発につなげます。
HPVセルフチェック活用の概要
対象者
令和4年度に23歳、24歳を迎える女性の市民
検査内容
対象者に案内を送付し、スマートフォン等から申し込みいただいた方に専用の検査キットを郵送します。自宅で検査を行い、キットを返送することで、HPVへの感染の有無が判明します。検査結果が陽性の方には、上記事業者から、調布市の子宮頸がん検診の受診勧奨を行います。
(注)今年度の実施状況を踏まえ、次年度以降に対象者の拡大を検討します。
検査費用・実施日程
- 検査費用 無料
- 案内発送日 令和4年7月1日(金曜日)
- 申し込み締切日 令和4年7月31日(日曜日)(キット返送締切日 令和4年8月31日(水曜日))
HPVセルフチェックに合わせた市の申し込み制検診(無料)の実施
- 申し込み期間 令和4年7月1日(金曜日)から9月20日(火曜日)
- 検診受診期間 令和4年8月1日(月曜日)から10月31日(月曜日)
HPVセルフチェック委託事業者
ハッチヘルスケア株式会社(アフラック生命保険株式会社の関連会社)
調布市の年齢別の子宮頸がん予防対策
- 20歳
申し込み制
検診受診のお知らせを個別送付 - 21歳
申し込み制
検診受診無料クーポン券の送付(国補助事業) - 23・24歳
申し込み制
HPVセルフチェックに合わせた検診受診勧奨 - 25から29歳
申し込み制
はがきによる検診受診勧奨(申し込み制検診の案内) - 35・40・45歳
個別通知
はがきによる検診受診勧奨(受診期間中の再通知) - 50・55・60・65歳
個別通知
(注)個別通知対象年齢を除く20歳以上の女性が申し込み制による検診の受診が可能
調布市とアフラック生命保険株式会社との協定
調布市とアフラック生命保険株式会社は、がん対策事業を推進することを目的として、平成22年に「調布市とアフラックとのがん啓発・がん検診の受診率向上に向けた包括的連携」に関する協定を締結。その後、令和元年8月に、幅広く多様な分野において、地域の活性化などに取り組むことを目的として「調布市とアフラック生命保険株式会社との包括的パートナーシップに関する協定」を締結しています。