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ページ番号:4947
掲載開始日:2011年12月5日更新日:2011年12月5日
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平成23年度上半期の財政状況
平成23年度一般会計当初予算は771億5000万円でスタートしました。市では、長期化する厳しい経済状況等を踏まえた継続的な市民生活支援の緊急対応をはじめ、大震災を踏まえた喫緊の防災対策及び地域経済対策に取り組む中で、安全・安心のまちづくりなど、基本計画における5つの重点的な取組を中心とした諸施策の着実な推進、計画的かつ法令などに基づく適正な予算執行に取り組んでいます。
今回公表する平成23年度上半期の財政状況では、当初予算に9月開催の第3回市議会定例会で議決された補正予算と昨年度からの繰越事業費を追加した予算現額793億1624万円の状況をお知らせするものです。
歳入の収入済額は360億9360万円で予算現額に対し45.5パーセントの収入率になっています。このうち主要な財源である市税収入は217億7972万円で歳入の約6割を占めています。
一方、歳出の支出済額は298億3582万円で予算現額に対し37.6パーセントの執行率となっています。
このほか、主な基本計画推進プログラム事業費、特別会計の執行状況などは各表のとおりです。
今後の財政見通しにおいては、歳入では、株価の低迷や円高の長期化に加え、東日本大震災の影響による先行き不透明な経済状況に伴い、市税及び各種交付金などの主要な一般財源の大幅な減収が懸念されるところです。
一方、歳出では、高齢化の進行や経済状況の悪化に連動する扶助費などの社会保障関係経費の増加が見込まれることから、歳入・歳出のギャップの拡大が想定されます。
これらの状況を踏まえ、市独自の財政規律ガイドラインに基づき、歳入歳出両面での不断の見直し・改革・改善に取り組んでいきますので、市民の皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
平成23年度上半期・一般会計の財政状況
一般会計とは、市税をはじめ、国・都からの補助金や市債を財源として、市民サービスの提供、都市基盤の整備などを行う会計です。
- 予算現額 793億1624万円
(注)予算現額とは当初予算に補正予算による増減と前年度からの繰越事業分を加えたものです。
(注)歳入・歳出の各項目は、四捨五入処理し、万円単位で表記しているため千円単位で表記されている額とパーセント数値が一致しない場合があります。
歳入 | 収入済額 | 構成比(%) |
---|---|---|
市税(市民税・固定資産税等) | 217億7,972万円 | 60.3 |
国庫支出金(国からの補助金・負担金等) | 54億1,185万円 | 15.0 |
繰越金 | 30億5,928万円 | 8.5 |
都支出金(都からの補助金・負担金等) | 19億6,645万円 | 5.4 |
地方消費税交付金 | 12億4,654万円 | 3.5 |
使用料及び手数料 | 10億3,220万円 | 2.9 |
その他(分担金・負担金1.7パーセント、地方特例交付金1.1パーセント他) | 15億9,756万円 | 4.4 |
合計 | 360億9,360万円 | 100.0 |
予算現額に対する収入率 45.5パーセント
歳出 | 支出済額 | 構成比(%) |
---|---|---|
民生費 | 133億1,138万円 | 44.6 |
総務費 | 34億7,864万円 | 11.6 |
土木費 | 33億5,261万円 | 11.2 |
教育費 | 31億9,040万円 | 10.7 |
衛生費 | 29億7,618万円 | 10.0 |
公債費 | 16億69万円 | 5.4 |
消防費 | 12億5,028万円 | 4.2 |
その他(議会費1.0パーセント、商工費0.5パーセント他) | 6億7,564万円 | 2.3 |
合計 | 298億3,582万円 | 100.0 |
予算現額に対する執行率 37.6パーセント
市民1人当たりの市税負担状況
平成23年9月30日現在の市税調定額(405億1318万円余)を、同時期の人口222,187人(外国人登録を含む)で割ると1人当たりの市税負担額は、18万2338円になります。この市税負担額に、支出済額の目的別の割合をかけると、何にいくら活用されているかが分かります。
目的別 | 内容 | 市税負担額 |
---|---|---|
議会費 | 市議会の運営に関する経費 | 1,886円 |
総務費 | 市役所の運営・文化コミュニティの振興などに関する経費 | 2万1,259円 |
民生費 | 子どもからお年寄りまでの福祉に関する経費 | 8万1,351円 |
衛生費 | 市民の健康管理・ごみ処理などに関する経費 | 1万8,189円 |
労働費 | 市内の勤労者互助会・労働振興などに関する経費 | 259円 |
農業費 | 市内農業の育成・市民農園の運営などに関する経費 | 206円 |
商工費 | 市内商工業の振興や観光に関する経費 | 957円 |
土木費 | 道路整備・市街地開発など都市基盤の整備に関する経費 | 2万489円 |
消防費 | 市内の地域防災対策などに関する経費 | 7,641円 |
教育費 | 小・中学校などの教育関係・スポーツなどの社会教育に関する経費 | 1万9,498円 |
公債費 | 公共施設建設など多額な支出のための借入金の返済に関する経費 | 9,782円 |
諸支出金 | 普通財産取得費など、ほかに属さない経費 | 821円 |
主な基本計画推進プログラム事業費
基本計画推進プログラムとは、市の基本構想「みんながつくる・笑顔輝くまち調布」の実現に向け、基本計画に定める施策の目標を達成するための事業計画です。
名称 | 内容 | 予算現額 | 支出済額 |
---|---|---|---|
総務費 | 音楽・芝居小屋のあるまちづくりの推進 | 8,734万円 | 3,589万円 |
安全・安心パトロールの実施 | 4,295万円 | 1,672万円 | |
民生費 | 生活保護法に基づく援護の実施 | 52億9,695万円 | 29億4,050万円 |
認証保育所の活用・誘致 | 5億3,036万円 | 2億5,410万円 | |
学童クラブ運営の充実 | 4億2,959万円 | 1億9,116万円 | |
地域生活支援事業の充実 | 1億6,509万円 | 8,875万円 | |
発達支援事業の推進 | 8,384万円 | 3,914万円 | |
衛生費 | ごみ・資源物の収集・積替・搬送 | 16億2,492万円 | 6億8,030万円 |
がん検診の推進 | 4億6,830万円 | 1億5,946万円 | |
商工費 | 商店街活性化の推進 | 2,436万円 | 1,579万円 |
土木費 | 都市計画道路の整備 | 23億5,333万円 | 9億7,848万円 |
狭あい道路の整備 | 1億739万円 | 2,844万円 | |
消防費 | 消防力の向上(消防事務委託) | 23億8,318万円 | 11億9,159万円 |
教育費 | 小・中学校施設の整備 | 14億5,753万円 | 4億8,024万円 |
ユーフォー(放課後遊び場対策事業)の充実 | 8,889万円 | 3,178万円 | |
学校・通学路の安全確保の推進 | 7,870万円 | 2,821万円 |
特別会計の執行状況
特別会計とは、特定の事業を行うため、または特定の収入をもって支出に充てるために設けられる会計で、調布市には5つの特別会計があります。
会計名 | 予算現額 | 収入済額 | 収入率(%) | 支出済額 | 執行率(%) |
---|---|---|---|---|---|
国民健康保険事業 | 203億239万円 | 63億3,514万円 | 31.2 | 85億337万円 | 41.9 |
用地 | 8億1,650万円 | 7億3,107万円 | 89.5 | 7億3,100万円 | 89.5 |
下水道事業 |
36億3,243万円 |
11億4,041万円 | 31.4 | 9億5,647万円 | 26.3 |
介護保険事業 | 105億6万円 | 42億263万円 | 40.0 | 44億3,237万円 | 42.2 |
後期高齢者医療 | 38億8,369万円 | 9億1,322万円 | 23.5 | 12億7,961万円 | 33.0 |
合計 | 391億3,507万円 | 133億2,247万円 | 34.0 | 159億282万円 | 40.6 |
(注)収入済額を超過する支出済額(不足額)は、一般会計などの資金を一時運用しています。
市有財産の状況
名称 | 詳細 |
---|---|
土地 | 780,370.70平方メートル |
建物 | 360,483.84平方メートル |
基金 | 170億6,025万円 |
車両 | 132台 |
有価証券 | 3億9,555万円 |
出資による権利 | 8億8,179万円 |