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ページ番号:4903
掲載開始日:2020年6月5日更新日:2020年6月5日
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令和元年度下半期の財政状況
令和元年度下半期の財政状況をお知らせします
市では、市民の皆さんに市の財政動向をお知らせするため、年2回、財政状況について公表しています。今回は、令和元年度下半期(令和2年3月31日現在)の状況をお知らせします。
令和元年度は、後期基本計画の初年度として、計画に位置付けた5つの重点プロジェクトを基軸に庁内の横断的連携と調布のまちの魅力発信の2つのアクションを実践しながら、施策全体を効果的に展開し、限られた経営資源の中で、各施策、事業の目標達成に向けたさらなる推進を図りました。
今回公表する令和元年度下半期の財政状況は、当初予算918億1,000万円に、5回の補正予算と平成30年度からの繰越事業費を追加した予算現額985億6,318万3,360円についてお知らせするものです。
歳入の収入済額は、931億4,241万円で予算現額に対し94.5パーセントの収入率になっています。このうち、主要な財源である市税収入は、484億2,063万円で歳入総額の52.0パーセントを構成しています。一方、歳出の支出済額は885億1,064万円で予算現額に対し89.8パーセントの執行率となっています。これら一般会計の執行状況のほか、市民1人当たりの市税負担状況、基本計画事業費、特別会計の執行状況、市債残高の状況については、各表の通りです。
今後の財政見通しとして、歳入は、令和元年10月から消費税率の引上げによる景気減退懸念に加え、今般の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株価の下落、法人収益の減少や各種交付金の減収、公共施設の使用料収入の減など、市の大幅な減収が避けられない状況です。
一方、歳出は、引き続き障害者・高齢者福祉などの社会保障関係経費の増加、保育園関係経費、公共施設マネジメント経費、都市基盤の整備に係る経費などが見込まれるほか、新型コロナウイルス感染症対策に係る市民生活支援、地域経済対策の緊急対応についても必要な施策を検討し、適時適切に取り組む必要があります。
このような状況を踏まえ、市民生活支援や安全・安心に暮らせるまちづくりに配慮しながら、歳入確保や経費縮減などの歳入・歳出両面からの見直し、改革・改善に取り組んでいきます。
(注)今回の財政状況における収入済額・支出済額には、令和2年4月・5月の出納整理期間に収入・支出したものを含みません。
一般会計の執行状況
一般会計とは、市税をはじめ、国・都からの補助金や市債などを財源として、市民サービスの提供、都市基盤の整備などを行う会計です。
予算現額 985億6,318万円
(注)予算現額とは当初予算に補正予算による増減と、前年度からの繰越事業費を加えたものです。
(注)歳入・歳出の各項目は、千円単位を四捨五入処理し、万円単位で表記しているため、千円単位で表記されている額とパーセント数値が一致しない場合があります。
歳入
歳入 | 収入済額 | 構成比 |
---|---|---|
市税(市民税・固定資産税など) | 484億2,063万円 | 52.0パーセント |
国庫支出金(国からの補助金・負担金など) | 137億1,972万円 | 14.7パーセント |
都支出金(都からの補助金・負担金など) | 101億2,651万円 | 10.9パーセント |
繰越金 | 46億585万円 | 4.9パーセント |
地方消費税交付金 | 37億9,806万円 | 4.1パーセント |
市債 | 30億5,720万円 | 3.3パーセント |
繰入金 | 26億8,152万円 | 2.9パーセント |
その他(使用料及び手数料2.2パーセント、分担金及び負担金2.0パーセントなど) | 67億3,293万円 | 7.2パーセント |
合計 | 931億4,241万円 | 100.0パーセント |
予算現額に対する収入率 94.5パーセント
歳出
歳出 | 支出済額 | 構成比 |
---|---|---|
民生費 | 463億7,604万円 | 52.4パーセント |
総務費 | 120億7,460万円 | 13.6パーセント |
土木費 | 97億3,687万円 | 11.0パーセント |
教育費 | 80億3,434万円 | 9.1パーセント |
衛生費 | 49億418万円 | 5.5パーセント |
公債費 | 34億902万円 | 3.9パーセント |
消防費 | 26億666万円 | 2.9パーセント |
その他(商工費0.8パーセント、議会費0.6パーセントなど) | 13億6,893万円 | 1.6パーセント |
合計 | 885億1,064万円 | 100.0パーセント |
予算現額に対する執行率 89.8パーセント
市民1人当たりの市税負担状況
令和2年3月31日現在の市税調定額(491億4,687万円余)を、同日現在の人口23万7,506人で割ると一人当たりの市税負担額は、20万6,929円になります。この市税負担額に、歳出の目的別の割合をかけると、何にいくら活用されているかが分かります。
目的別 | 内容 | 市税負担額 |
---|---|---|
議会費 | 市議会の運営 | 1,163円 |
総務費 | 市役所の運営・文化コミュニティの振興など | 2万8,229円 |
民生費 | 子どもから高齢者までの福祉関係 | 10万8,423円 |
衛生費 | 市民の健康管理・ごみ処理など | 1万1,466円 |
労働費 | 市内の勤労者互助会・労働振興など | 130円 |
農業費 | 市内農業の育成・市民農園の運営など | 244円 |
商工費 | 市内商工業の振興や花火大会などの観光 | 1,662円 |
土木費 | 道路・公園など都市基盤の整備 | 2万2,764円 |
消防費 | 市内の地域防災対策など | 6,094円 |
教育費 | 小・中学校などの教育関係・スポーツなどの社会教育関係 | 1万8,783円 |
公債費 | 公共施設の建設など多額の支出をするために借り入れた資金の返済 | 7,971円 |
主な基本計画事業費
市の基本構想に掲げた将来像「みんなが笑顔でつながる・ぬくもりと輝きのまち調布」の実現に向けて取り組んでいる基本計画の事業です。
内訳については以下のとおりです。(予算現額・支出済額)
総務費
- 芸術・文化事業の実施 12億970万円・12億970万円
民生費
- 待機児童対策の推進 3億6,219万円・3億4,165万円
- 地域包括支援センターの充実 3億4,685万円・3億2,809万円
- 介護予防・日常生活支援総合事業の展開 5億9,445万円・4億9,540万円
衛生費
- がん検診の充実 4億7,473万円・3億8,993万円
- ごみの適正排出・適正処理の推進 7億1,792万円・8億590万円
商工費
- 商店街活性化の推進 3,338万円・880万円
土木費
- 駅前広場の整備 4億3,644万円・4,314万円
- 鉄道敷地の整備 6億378万円・5億9,483万円
- 人と環境にやさしい道路の整備 2億5,587万円・1億6,524万円
消防費
- 防災備蓄品の確保・充実 4,768万円・2,611万円
教育費
- 地域人材等を活用した教育の充実 5,635万円・3,891万円
- 小・中学校施設の整備 18億1,340万円・14億3,412万円
特別会計の執行状況
特別会計とは、特定の事業を行うため、または特定の収入をもってその支出に充てるために設けられる会計のことです。
会計名 | 予算現額 | 収入済額 | 収入率 | 支出済額 | 執行率 |
---|---|---|---|---|---|
国民健康保険事業 | 213億5,172万円 | 199億3,781万円 | 93.4パーセント | 196億3,640万円 | 92.0パーセント |
用地 | 11億3,030万円 | 11億1,441万円 | 98.6パーセント | 11億1,441万円 | 98.6パーセント |
下水道事業 | 33億9,731万円 | 32億3,446万円 | 95.2パーセント | 28億8,194万円 | 84.8パーセント |
介護保険事業 | 166億9,420万円 | 158億4,941万円 | 94.9パーセント | 148億1,177万円 | 88.7パーセント |
後期高齢者医療 | 52億2,520万円 | 51億8,153万円 | 99.2パーセント | 51億8,181万円 | 99.2パーセント |
合計 | 477億9,873万円 | 453億1,762万円 | 94.8パーセント | 436億2,633万円 | 91.3パーセント |
(注)収入済額を超過する支出済額(不足額)は、一般会計などの資金を一時運用しています。
市債残高の状況
市債とは、短期間に多額の財源を必要とする事業に充てるため、国・都などから借り入れる資金で、毎年返済していくものです。この市債には、資金を調達することと事業にかかった経費を後年度へ平準化し、世代間の負担を公平にする効果があります。
一般会計
区分別 | 市債残高 | 構成比率 |
---|---|---|
土木債 | 175億982万円 | 43.0パーセント |
教育債 | 93億1,857万円 | 22.9パーセント |
臨時財政対策債 | 46億5,833万円 | 11.4パーセント |
総務債 | 29億7,241万円 | 7.3パーセント |
民生債 | 23億4,843万円 | 5.8パーセント |
衛生債 | 19億4,013万円 | 4.8パーセント |
減税補塡債 | 10億1,058万円 | 2.5パーセント |
消防債 | 7億7,594万円 | 1.9パーセント |
減収補塡債(特例分) | 1億2,743万円 | 0.3パーセント |
枠外債 | 6,600万円 | 0.1パーセント |
災害援護資金貸付金 | 320万円 | 0.0パーセント |
合計 | 407億3,082万円 | 100.0パーセント |
下水道事業特別会計
区分別 | 市債残高 | 構成比率 |
---|---|---|
下水道事業債 | 70億4,269万円 | 100.0パーセント |
合計 | 70億4,269万円 | 100.0パーセント |